History of the Tea Ceremony
Tea was first introduced to Japan during the Kamakura period (1185-1333). It is said that a monk named Eisai brought tea from Sakae, China.
In the Muromachi period (1333-1573), a monk named Murata Shuko introduced spirituality, which led to the use of simple tea rooms and tea utensils, and the establishment of "Wabicha," which emphasizes the interaction between the host and the guest.
Sen no Rikyu, a tea master, developed the Wabicha style. Sen no Rikyu was deeply particular about the construction of tea rooms and tea utensils, and established the modern tea ceremony. Sen no Rikyu's descendants created three schools of tea ceremony: Omotesenke, Urasenke, and Mushanokoji Senke, known as the Sanzenke. Here is a brief introduction to the three representative schools of tea ceremony.
茶道の歴史
日本にお茶が広まったのは鎌倉時代のころ。栄西という僧が中国の宋からお茶を持ってきたのが始まりといわれています。
室町時代には村田珠光という僧侶が精神性を取り入れたことから質素な茶室や茶道具を使用するようになり、亭主と客人の交流を重んじる「わび茶」が成立ました。
そして、「わび茶」を発展させたのが茶人である千利休。千利休は茶室の造りや茶道具に深いこだわり を もち、現代の茶道確立ました。千利休の子孫たちにより、「表千家」、「裏千家」と「武者小路千家」という三千家と呼ばれる三つの流派が作られます。ここでは簡単に茶道の代表的な 3 つの流派についてご紹介します。

Tea room "Fushinan"
表千家は千家流茶道の本家です。表千家を象徴するのは、「不審菴(ふしんあん)」という名前の茶室です。名前の由来は禅語から付けられたと言われています。意味は、「不思議なことだ、春のこの日に花が咲くのは」という意味の語で、教えられていないのに花が毎年春に咲くように、自然とは人智を超えたもので、そこにははかりごとが一切ない」ということの不思議さや自然に対する畏敬の念を表した禅語です。初代、利休(りきゅう)から始まりました。わびさび を感じる伝統に重きを置いており、質素なものが好まれている、どちらかというと保守的な流派です。着物も地味なものが好まれます。使用する袱紗は、女性は朱色、男性は紫色です。
Tea room "Konnichian"
裏千家は、もともとは表千家の分家です。表千家の不審菴の裏通りに位置するため、裏千家と呼ばれています。茶室の名前は「今日庵(こんにちあん)」。表千家の三代目である宗旦が、不審庵を三男の江岑に譲った後、宗旦の隠居処として今日庵を建立しました。
今日庵には面白い逸話がありますので、紹介します。宗旦が新しい茶室の席開きの日に禅の師である大徳寺の清巌和尚を招いたところ、時間になっても現れない。遅れてきた清巌和尚は誰もいない茶室の腰張りに
「わたしは怠け者の僧なので明日のことは約束できません」、と書き付けて帰ってしまいます。それ を見た宗旦が「今日庵」と命名した。
その他にも、清巌和尚に
「清巌和尚に今お会いできたのだから明日に期待するものではありません」、と返したとも言われ、実際のところはわかりませんが、明日ではなく今日このとき、ということで「今日庵」の名前がついたと言われています。表千家の三代目である宗旦の四男「仙叟(せんそう)」が今日庵を譲り受けたことで、裏千家として始まりました。十五代目「汎叟(はんそう)」が海外への普及活動を行い、そのため現代では茶道の代表として、最も一般的に知られている流派となっています。道具や着物についても、他の2流派と比べると、華やかな方が好まれます。使用する袱紗は、女性の場合ならば赤または朱色、男性の場合は紫色が一般的ですが、他の色でも良いとされています。

Tea room "Kankyuan"
武者小路千家(むしゃこうじせんけ)は、裏千家と同じ表千家の分家で、表千家の三代目である宗旦の次男、「一翁(いちおう)」が始めました。一翁は一度家を出て別の業界で生計を立ててから、還暦前にお茶の世界へ戻って武者小路千家を興したという経歴を持っています。武者小路千家の茶室「官休庵(かんきゅうあん)」は、京都市上京区武者小路通に所在し、一翁が高松の松平公の茶頭としての仕事を引退、つまり官(役人)を辞めて休む庵ということが名前の由来となっています。
武者小路千家は、他の2流派よりも比較的小規模な流派です。過去に茶室の消失と再建を繰り返してきたこともあり、道具や所作は他の流派と比べると合理的で無駄のない シンプル なものとなっています。茶道のわびさび を重視している点では表千家に近く、三千家の中では最も保守的な流派と言えるかもしれません。着物も伝統的で地味なものが好まれます。使用する袱紗は、女性は朱色、男性は紫色です。
茶道とは、単純にお茶を点てて飲むためだけではなく、その奥には、おもてなしの精神や「わびさび」など、美しい心得を感じられる、日本ならではの伝統文化なので、京都に行った際は是非茶室を訪問してみてください。
さて、茶道の儀式「初釜」とは、年初めの茶事のことです。その年に初めて釜を かけるから初釜です。新年を祝う茶道の新年会。新年の挨拶会や稽古始めの意味もあり、茶人にはとても大事な行事になります。新年になって初めてお茶を たてるので「たてぞめ」「稽古始め」ともいいます。初釜は新年のあいさつが終わる一月十日前後に行われたり、お正月三が日が終わってすぐ行うこともあります。
なお、茶事とは、少人数のお客様を招いて懐石料理を さしあげ、濃茶(こいちゃ)や薄茶(うすちゃ) を点て、もてなす会のこと を いいます。
ここをクリックしてくさだい。お茶事(ちゃじ)についての詳細ページになります。
濃茶と薄茶はどう違う?
濃茶は、お客様の人数分の抹茶を一つの茶碗に練った、濃い抹茶です。一杯のお茶を 、参加者で順に飲みます。コーヒー でいえば、エスプレッソ といったところ。とろっとした苦味と、素晴らしい コク と香りを味わえます。濃茶は、薄茶の 2倍もの量の抹茶を使用しています。また濃茶には抹茶を ふんだんに使用するため、高級な美味しい抹茶を選ばなければいけません。そうでないと、渋みと苦味がかなりきつくなってしまいます。濃茶用の高級な抹茶を購入する際の簡単な見分け方としては、薄茶には「白」、濃茶には「昔」という名前がついてあるので チェック してみましょう。濃茶は、抹茶4g に 80度前後の湯を 40ml注ぎ、薄茶のように泡だてずなでるように混ぜます。抹茶を 「練る」といいます。また、濃茶を飲む際は、格の高い茶碗である楽焼の楽茶碗を使います。
薄茶は、お抹茶と聞くと イメージ するような、泡の立ったお茶になりますが、流派によっては泡を立てない場合もあります。濃茶より幾分薄く、コーヒー でいえば、ブレンド や アメリカン。一人につき一杯を いただきます。一般的に飲まれている抹茶は、「薄茶( うすちゃ )」と言われています。薄茶は、抹茶2g に 90度以上の熱湯を 60ml注いで茶筅を使ってシャカシャカ泡立てるようにまぜる、これ を「点てる」といいます。薄茶の茶会では「茶碗についての会話を楽しむ」という風習があるため、季節に合わせた美しい絵柄が入っている様々な形・色・模様を格の上・下に関係なく好きな茶碗を選んで飲みます。

その初釜でいただくお菓子で有名なのが、「花びら餅」。 お餅から ニョキッ と出ているのは、なんとごぼう! ミスマッチ のようで不思議と美味しい組み合わせのお菓子。別名で菱葩餅( ひしはなびらもち ) ともいわれます。
菱形の ピンク色の薄い餅、白味噌餡、甘く煮たゴボウ を白い求肥で半円型に包んだもので、正月に食べられます。
なぜ甘い和菓子にわざわざ ゴボウ なのでしょうか?
なぜ ピンク色の餅は「菱形」なのでしょうか?
それは、この花びら餅の由来が生まれた平安時代までにさかのぼります。平安時代、宮中では、「歯固めの儀式」という行事がありました。「歯固めの儀式」では、天皇がその長寿を願い、白餅の上に菱形の餅を置き、その上に押し鮎など を のせて召し上がったそうです。それが次第に簡略化し、押し鮎や味噌を餅で包んだ「宮中雑煮」と呼ばれる物が食べられるようになります。
それがさらに簡略化し、押し鮎が ゴボウ に代わり、雑煮が餅と白味噌で表されるようになりました。
そして、それ を菓子化したものが宮中で食べられるようになりま した。
みそ餡にごぼうとにんじんは、なんと雑煮の見立てだったのです。紅色が白い餅に透けて、なんとも雅なお菓子です。
製法は、白餅を丸く平らに延ばして赤い小豆汁で染めた菱形の薄い餅を重ね、中に甘く煮たふくさ牛蒡(ゴボウ)を白味噌の餡にのせて、半月型に仕上げたもの。お店によって多少の バリエーション がありますが、甘さの中に塩味を もつ味噌餡や牛蒡の香りが調和された、素晴らしい風味のお菓子です。
No comments:
Post a Comment